『聴覚障害者のための字幕付与技術』シンポジウム 2007
〜PC入力、はやとくんから音声認識まで〜

アルバム

(趣旨)  現代社会では言葉によるコミュニケーションがとても大切ですが、とりわけ言葉を聞く上で障害を持つ人たちに、話し手の言葉を適切に伝えることが非常に重要です。パソコンを用いて入力し即座に文字をスクリーンへ映し出していくパソコン要約筆記、速記タイプを電子化したはやとくんを用いる字幕付与技術、国会での実用開発が始まる音声認識技術を字幕へ応用する研究、現在から未来につながる技術を総覧します。用途はテレビ放送、授業のノートテーク、会議中継やインターネットなどにおける字幕のストリーミングといった広範囲にわたります。ICT時代が進むにつれ、社会的に話し言葉のアクセシビリティを保障する必要性がますます高まる中で、各分野の第一人者を結集して、コンピューター技術をベースにした話し言葉の高速文字化技術について全体を展望する機会を企画しました。それらの方法が字幕を見る人たちにどのように目に映り、どのような期待を寄せて発展していくべきかをともに考える機会としたいと思います。

☆と き 2007年9月15日(土)午後1時30分〜5時20分
☆ところ 京都大学 学術情報メディアセンター 南館
     京都市左京区吉田二本松町 (TEL:075-753-9026) ...アクセス
☆定 員 100名(参加無料、ただし懇親会費(任意参加;3000円程度)は当日受け)
☆主 催 京都大学学術情報メディアセンター河原研究室
     総務省SCOPE「音声認識技術を用いた会議録及び字幕の作成支援システム」
     (社)全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 近畿ブロック
     速記科学研究会、速記懇談会
☆後 援 (財)京都市聴覚言語障害センター
     (社)京都新聞福祉事業団
     全国要約筆記問題研究会 関西ブロック・近畿ブロック
     (社)日本速記協会
☆協 力 (株)ワードワープ

◇プログラム(テーマは仮題)

13:30 開会あいさつ
     宇田二三子    (PC班 浜本麻里・全要研開催地ブロック)
13:40 講演1「字幕総論」
     兼子次生     (PC班 同上)
14:20 講演2「聴覚障害とアクセシビリティ」
     山口武彦     (PC班 同上)
15:00 講演3「はやとくんステノキャプショナーの夢」
     遠藤基資     (はやと班)
15:40 講演4「音声認識のリアルタイム字幕への応用」
     河原達也     (音声認識班)
16:20 討論

17:10 閉会あいさつ
     中根康雄     (PC班 浜本麻里・全要研開催地ブロック)
17:30 交流会
シンポジウム2007は、おかげさまで119名の方に参加頂き、大変盛況に終わりました。

☆問合せは、河原達也、兼子次生 (jimaku07@ar.media.kyoto-u.ac.jp) まで