言葉によるコミュニケーションは人間の社会的活動の基盤をなすものであり、
言葉を聞く上で障害を持つ方たちに、様々な場で情報保障を提供することが強
く求められています。このような情報保障、特に字幕付与に関して最新の技術
を紹介し、意見交換を行なう場として、本シンポジウムを開催してきました。
今回は、講義や映画において字幕を付与する際に、どのような工夫が必要か
を様々な識者に紹介して頂けることになりました。難聴者、中途失聴者、ろう
者の皆さん、要約筆記者、教育関係者、情報通信技術研究者、速記者など、字
幕付与技術に関心のある皆さんのご参加をお待ちしています。
☆日時 2010年11月27日(土) 午後1時30分〜5時30分
☆場所 京都大学 学術情報メディアセンター 南館
京都市左京区吉田二本松町
...アクセスマップ
☆定員 100名
参加無料、ただし懇親会費(任意参加;3000円程度)は当日受け
☆主催 京都大学 学術情報メディアセンター
科学技術振興機構 CREST「人間調和型情報環境」領域
(社)全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 近畿ブロック、京都府難聴者協会
速記科学研究会、速記懇談会
☆協賛 (社福)京都聴覚言語障害者福祉協会
(財)京都新聞社会福祉事業団
NPO全国要約筆記問題研究会 関西ブロック・近畿ブロック
(社)日本速記協会
京都大学 身体障害学生相談室
☆協力 (株)ワードワープ
同志社大学 学生支援課
☆プログラム 13:30 開会あいさつ 村田 淳 (京都大学 身体障害学生相談室) 13:40 講演1「携帯端末やパソコンに学年別に対応した漢字のみにルビを自動付加してリアルタイムに字幕を提示するシステム」 小林正幸 (筑波技術大学) 14:20 講演2「バリアフリー上映〜聴覚障害者のための映画の字幕付与〜」 深田美知子 (京都リップル) 15:00 (休憩) 15:15 講演3「文字によるコミュニケーション支援の広がり 〜「失語症」を視野に入れて〜」 長谷川純 (県立広島大学) 15:45 講演4「話し言葉を整える技術について」 兼子次生 (関西サイエンス・フォーラム) 16:15 講演5「音声認識を用いた講演・講義の字幕配信システム」 河原達也 (京都大学) 16:45 討論 17:15 閉会あいさつ 山口武彦 17:30 交流会シンポジウム2010は、おかげさまで71名の方に参加頂き、盛況に終わりました。