言葉によるコミュニケーションは人間の社会的活動の基盤をなすものであり、
言葉を聞く上で障害を持つ方たちに、様々な場で情報保障を提供することが強
く求められています。このような情報保障、特に字幕付与に関して最新の技術
を紹介し、意見交換を行なう場として、本シンポジウムを開催してきました。
今回は実際に大学において、講義の情報保障・字幕付与に取り組まれている
事例を紹介して頂けることになりました。難聴者、中途失聴者、ろう者の皆さ
ん、要約筆記者、教育関係者、情報通信技術研究者、速記者など、字幕付与技
術に関心のある皆さんのご参加をお待ちしています。
☆日時 2011年10月 1日(土) 午後1時30分〜5時30分
☆場所 京都大学 学術情報メディアセンター 南館
京都市左京区吉田二本松町
...アクセスマップ
☆定員 100名
参加無料、ただし懇親会費(任意参加;3000円程度)は当日受け
☆主催 京都大学 学術情報メディアセンター
科学技術振興機構 CREST「人間調和型情報環境」領域
(社)全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 近畿ブロック、京都府難聴者協会
速記科学研究会、速記懇談会
☆協賛 (社福)京都聴覚言語障害者福祉協会
(財)京都新聞社会福祉事業団
NPO全国要約筆記問題研究会 関西ブロック・近畿ブロック
(社)日本速記協会
京都大学 身体障害学生相談室
☆協力 (株)ワードワープ
同志社大学 学生支援課
☆プログラム 13:30 開会あいさつ 村田 淳 (京都大学 障害学生支援室) 13:40 講演1「東日本大震災後の聴覚障害学生への支援 --東北地区大学遠隔情報保障支援の取り組み--」 仲兼久知枝(同志社大学) 14:20 講演2「広島大学における音声認識を活用した教育支援の取組」 山本幹雄 (広島大学) 15:00 (休憩) 15:15 講演3「地デジになったテレビ放送とCMと字幕の関係」 吉井 勇 (月刊ニューメディア編集長) 15:45 講演4「リアルタイムノートテイクを行う原理〜聞く行動と読む行動の谷間〜」 兼子次生 (関西サイエンス・フォーラム) 16:15 講演5「自動音声認識を用いた字幕付与の進展」 河原達也 (京都大学) 16:45 討論 17:15 閉会あいさつ 山口武彦 17:30 交流会シンポジウム2011は、おかげさまで67名の方に参加頂き、盛況に終わりました。