『聴覚障害者のための字幕付与技術』シンポジウム 2013


 言葉によるコミュニケーションは人間の社会的活動の基盤をなすものであり、 言葉を聞く上で障害を持つ方たちに、様々な場で情報保障を提供することが強 く求められています。このような情報保障、特に字幕付与に関して最新の技術 を紹介し、意見交換を行なう場として、本シンポジウムを開催してきました。
 今回はテレビ放送における字幕について、行政・利用者・メディアの方から、 外国の事情も含めて紹介して頂けることになりました。難聴者、中途失聴者、 ろう者の皆さん、要約筆記者、教育関係者、速記者、情報通信技術研究者など、 字幕付与技術に関心のある皆さんのご参加をお待ちしています。

☆日時 2013年 3月 9日(土) 午後1時30分〜5時30分
☆場所 京都大学 学術情報メディアセンター 南館
    京都市左京区吉田二本松町 ...アクセスマップ
☆定員 100名
     参加無料、ただし懇親会費(任意参加;3000円程度)は当日受け
☆主催 京都大学 学術情報メディアセンター
    科学技術振興機構 CREST「人間調和型情報環境」領域
    (社)全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 近畿ブロック、京都府難聴者協会
    速記科学研究会、速記懇談会
☆協賛 (社福)京都聴覚言語障害者福祉協会
    (公財)京都新聞社会福祉事業団
    NPO全国要約筆記問題研究会
    (公社)日本速記協会
    京都大学 障害学生支援室
☆協力 (株)ワードワープ
    同志社大学 学生支援課

☆プログラム
13:30 開会あいさつ      村田  淳 (京都大学 障害学生支援室)
13:40 講演1「視聴覚障害者向け放送を巡る行政の取組について」
               長塩義樹(総務省)
14:20 講演2「韓国障害者差別禁止法と字幕放送」
               高岡 正 (全日本難聴者・中途失聴者団体連合会)
15:00 講演3「米国におけるテレビ字幕、および字幕の有効性に関する研究」
               井上滋樹(博報堂 ユニバーサルデザイン)
15:30 (休憩)
15:45 講演4「講談生字幕の実証実験報告」
               兼子次生 (関西サイエンス・フォーラム)
16:15 講演5「自動音声認識を用いた京都大学OCWの講演映像への字幕付与」
               河原達也 (京都大学)
16:45 討論
17:15 閉会あいさつ      山口武彦 (京都府難聴者協会)
17:30 交流会
シンポジウム2013は、おかげさまで103名の方に参加頂き、盛況に終わりました。

☆問合せは、河原達也、兼子次生 (jimaku13@ar.media.kyoto-u.ac.jp) まで